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NEWS空き家の「匂い」対策。排水トラップの封水切れにご注意ください

お盆や連休などに、長期間留守にしているご実家へ帰った際、下水のような嫌な「匂い」や小さな虫の発生に驚かれたことはありませんか。
空き家の匂いには、カビ、湿気、動物の侵入などさまざまな原因がありますが、代表的な原因の一つが「排水トラップの封水切れ」です。
今回は、空き家で起こりやすい封水切れの仕組みと、その対策についてご紹介します。
排水トラップの「封水」とは?
台所、洗面台、浴室、洗濯機置場、トイレなどの排水設備には、排水管の途中に水をためる「排水トラップ」という仕組みがあります。
この排水トラップにたまっている水を「封水」といいます。封水がふたの役割を果たすことで、排水管から下水の匂いや害虫が室内へ入り込むのを防いでいます。
建築基準法施行令第129条の2の4でも、配管設備には排水トラップや通気管を設置するなど、衛生上必要な措置を講じることが定められています。それだけ、建物の衛生を保つために重要な仕組みなのです。
空き家では封水が蒸発します
人が生活している住宅では、日常的に水を使用するため、排水トラップにも自然に水が補充されます。
一方、誰も住んでいない空き家では、長期間にわたって水が使われません。時間の経過とともに封水が少しずつ蒸発し、排水管と室内を遮るものがなくなると、下水の匂いや小さな虫が室内へ入り込むことがあります。
特に気温が高い時期や、長期間閉め切った住宅では注意が必要です。
国のガイドラインにも「封水切れ」が明記されています
令和5年12月に施行された改正空家法により、そのまま放置すれば「特定空家等」になるおそれのある空き家を「管理不全空家等」として、市町村が指導や勧告を行える制度が設けられました。
国土交通省のガイドラインでは、周辺への悪臭発生につながる管理不全空家等の状態の例として、「排水設備の破損等又は封水切れ」が挙げられています。
ただし、封水が切れただけで、直ちに管理不全空家等となったり、固定資産税が上がったりするわけではありません。建物の状態や周辺への影響などを踏まえ、市町村が総合的に判断します。
そのうえで、管理不全空家等として指導を受けても状態が改善されず、市町村から勧告を受けた場合には、その敷地が固定資産税等の住宅用地特例の対象から外れ、土地の税負担が増える可能性があります。
大切なのは、問題が大きくなる前に定期的な管理を続けることです。
空き家を訪れたときの対策
空き家を訪れた際は、次の場所に忘れずに通水しましょう。
・台所のシンク
・洗面台
・浴室の排水口
・洗濯機の排水口
・トイレ
・床に設けられた排水口
台所、洗面台、浴室では、排水トラップに水がたまるよう十分に水を流します。トイレは一度水を流し、洗濯機の排水口や床の排水口にはゆっくりと水を注ぎます。
水道を休止している場合は、ペットボトルや容器に入れた水を持参するとよいでしょう。通水とあわせて窓を開け、室内の空気を入れ替えることも大切です。
封水切れが原因であれば、水を補充して換気することで匂いの改善が期待できます。
月1回を目安に通水と換気を
封水は、一度補充すればそのまま保たれるものではありません。空き家の状態が続けば再び蒸発するため、月1回程度を一つの目安として、定期的な通水と換気を行うことをおすすめします。
水を流しても匂いが消えない場合は、排水管の詰まり、排水トラップの破損、配管接続部の隙間、浄化槽の不具合など、別の原因も考えられます。その場合は、専門業者による確認が必要です。
遠方の空き家管理もお任せください
トライスホーム佐渡では、月1回の巡回時に室内の換気や水回りの通水、雨漏りや建物内外の確認などを行い、その結果を写真付きの報告書でお知らせしています。
「遠方に住んでいて定期的に佐渡へ戻れない」「久しぶりに実家へ行ったら匂いが気になった」という方は、どうぞお気軽にご相談ください。
大切なご実家を良い状態で維持するため、定期的な管理をお手伝いいたします。